更新日:2025年6月24日
チームビルディングとは、一人ひとりの個性や強みを伸ばすことで信頼関係や連携力を高め、協力し合える関係を築くことを指します。チームで取り組むアクティビティは、チームビルディングの効果を期待できるでしょう。
本記事では、屋外・屋内・オンラインで開催できるチームビルディング効果の高いアクティビティを紹介します。
以下では、屋外で行うチームビルディング効果の高いアクティビティを10選紹介します。
ウォークラリーでは、地図をもとにチェックポイントを回り、ゴールを目指します。メンバー同士で情報を共有し、ルートの判断や課題の解決を協力して行うなかで役割分担が生まれたり、コミュニケーションが促進されたりすることが期待できるでしょう。ウォークラリーは、一般的には競技性がないため、屋外で楽しくリフレッシュしながら、コミュニケーションを取り、信頼関係を深められるのが大きな魅力です。
運動会は、チーム対抗でさまざまな競技に挑む屋外型のアクティビティです。勝利を目指して声をかけ合い、応援し合うことで一体感が生まれるでしょう。協力・励まし・達成感を共有できるため、楽しみながらチームの結束力やコミュニケーション力を高める効果が期待できます。
BBQでは、食材を準備し、火起こしや調理、片付けまでを参加者同士で協力しながら行います。自然体で会話が生まれやすく、役割分担や助け合いを通じて、普段とは異なる一面を知ることができるでしょう。リラックスした雰囲気の中で交流が深まり、信頼関係やチームの一体感を高める効果が期待できます。
ラフティングは、複数人で1つのゴムボートに乗り込み、パドル(漕ぐための道具)を使って川を下るスリル満点のアクティビティです。急流を乗り越えるには、全員が声をかけ合い、呼吸を合わせて行動することが不可欠になります。自然の中で非日常を体験しながら、信頼関係を築き、協調性やリーダーシップを育むことができると期待できるでしょう。
キンボールスポーツは、直径約1.2mの巨大なボールを3チームで打ち合うニュースポーツです。頻繁に攻守が入れ替わり、チーム全員の連携が求められるため特定の人に負担が偏らず、全員が関わるルール設計の中で、自然と声かけや協力が生まれます。また、体力・性別・年齢に関係なく楽しめるニュースポーツは、初対面でも一体感が生まれやすく、チームビルディングに効果的と言えるでしょう。
タグラグビーは、タックルの代わりに腰につけたタグを取り合う安全性の高いラグビーで、年齢や性別を問わず楽しめるスポーツです。仲間との連携が勝敗を左右するため、声かけや作戦会議が肝になります。走る・考える・協力する要素が詰まっており、それぞれが得意な役割を担い、楽しみながらチームワークやコミュニケーション力を高める効果が期待できます。
フォトミッションは、お題に沿った写真をチームで撮影して得点を競うアクティビティです。創造力や観察力が問われるお題に対し、メンバー同士でアイデアを出し合い、撮影場所や構図を相談しながら進めるため、コミュニケーションが促進されます。たとえば、フォトミッションの場合アイデアを出す人や撮影場所を見つける人、構図を考える人などが必要になるでしょう。役割を分担し協力することを通じて、楽しみながらチームワークを育むことが期待できます。
クライミングは、壁や岩場を登るアクティビティで、体力だけでなく判断力や集中力も問われます。挑戦する人だけでなく、周囲のメンバーが声をかけて支えたり、安全確認を担ったりなど、チームの連携が不可欠です。成果を出す過程には、チームビルディングにつながる助け合いや応援が生まれ、信頼関係が育まれるでしょう。
キャタピラリレーは、段ボールやシートを大きな帯状につなげたものの中にチーム全員が入り、帯を踏みながら足を動かして前進する競技です。メンバー同士の歩調をそろえることが重要で、息を合わせて進まないと転倒や前進不能のリスクがあるため、声かけや協力体制が生まれます。楽しみながら一体感やタイミングの大切さを体感できチームビルディングにつながることが期待できるでしょう。
水風船キャッチボールリレーは、指定の距離をペアで走りながら水風船を投げ合い、無事完走できたら次のペアにバトンタッチするチーム対抗のリレー形式で行うアクティビティです。水風船が割れないように力加減やタイミングを工夫し、息を合わせる必要があるため、声かけや相手のペースを考える必要があります。笑いや緊張感を共有しながら、チームの連携力とコミュニケーション力を高める効果が期待できるでしょう。
ここからは、室内でできるチームビルディング効果が高いアクティビティを10選紹介します。
口パク伝言ゲームは、声を出さずに口の動きだけで言葉を伝え、最後の人まで正確に伝えられるかを競うチーム対抗のアクティビティです。視覚だけを頼りに言葉を読み取る過程でチーム内のコミュニケーションが促進されるでしょう。互いの表情をよく観察することや、工夫しながら伝える力が育まれることが期待できます。
似顔絵あてゲームは、同じ組織に属する人や旬な著名人をテーマにチームの1人が似顔絵を描き、誰を描いたのかを当てるチーム対抗のアクティビティです。リラックスした雰囲気の中でコミュニケーションが促進されるでしょう。チームの親しみやすさや信頼感を高めるだけでなく、観察して人を捉える力や、人に伝える工夫、意図を汲み取る効果も期待できるでしょう。
ジェスチャーゲームは、チームの1人が出題されたお題をジェスチャーだけで表現し、残りのメンバーが正解を当てるアクティビティです。ジェスチャーだけで伝えるには、伝える工夫や観察力が求められます。言葉を使わずに伝えることは、組織のコミュニケーションにおいて重要な非言語コミュニケーションの活性化にもつながると考えられるでしょう。
自己紹介ゲームは、あらかじめ用意したお題の数にあわせて画用紙を分割し、お題にあった自分の答えを記入し、交流を深めるアクティビティです。お題の内容は、好きな食べ物や休日の過ごし方、「なるとしたら何の動物?」など応用が効きます。お互いの共通点や意外な一面を知ることで親近感が生まれ、会話のきっかけにもなるでしょう。形式的な紹介にとどまらず、自然な対話を通じてチーム内の関係構築や信頼感の醸成に効果が期待できます。
宝探しゲームは、ヒントをもとに、施設内に隠された宝をチームで探し出すアクティビティです。宝の内容は参加者層や目的に応じてアレンジできます。地図の読み取りやヒントの解読にはメンバー間での相談が不可欠なだけでなく、各自でどうしたら上手く進むかを考え、チームで達成するために行動する意識が求められます。楽しみながら、チームワークや問題解決力の向上につながることも期待できるでしょう。
マシュマロチャレンジは、マシュマロ、乾燥パスタ、ひも、テープだけを使い、制限時間内にできるだけ高いタワーを作るチーム対抗のアクティビティです。設計・試行・修正を繰り返すなかで、どこが問題なのかを分析し、意見の伝え方と受け取り方を考える必要があるため、失敗も学びにつながることが期待できるでしょう。
利き〇〇ゲームは、目隠しをした状態でバニラアイスやコーヒー、チョコレートなどを味わい、銘柄やメーカーを当てるアクティビティです。感覚を研ぎ澄ませて考察する面白さがあり、回答を相談するなかでコミュニケーションが生まれます。味の感じ方を適切にメンバーに伝え、意見の違いも共有することで、相互理解やコミュニケーション力が高まり、楽しみながらチームの一体感を深めることができるでしょう。
グループプレゼンテーションでは、チームごとに架空の会社やサービスを企画し、プレゼンします。企画立案、資料作成、発表を協力して行い、最後は審査員役に投資先を選んでもらいます。意見をまとめる過程でコミュニケーション力や論理的思考力が養われ、目標に向けて協力することで、チームの結束力や主体性が高まることが期待できます。
紙コップキャッチリレーは、投げた紙コップを別の人が割り箸でキャッチして次へつなぐ、チーム対抗のリレー形式で行うアクティビティです。成功させるには相手のタイミングを見ながら、紙コップの動きを考慮して取りやすい場所に投げる必要があります。集中力や相手の状況を考える力、チームの呼吸を合わせる力が養われ、楽しみながらも協力意識を高めることができるでしょう。
バースデーチェーンは、言葉を使わずに誕生日の順番に全員が並ぶゲームです。制限時間内に正確に並ぶには、相手の意図を汲み取る観察力とチーム全体での協力が必要です。言葉に頼らない分、ジェスチャーや表情といった非言語コミュニケーション力が養われます。
以下では、オンラインでできるチームビルディング効果が高いアクティビティを10選紹介します。
チーム対抗ワードウルフは、参加者のうち数人だけに異なるお題を与え、全員で会話しながら異なるお題の人を全員で見抜くゲームです。観察力や質問力、会話の駆け引きが求められ、オンラインでも盛り上がるでしょう。チーム対抗にすることで、情報共有や戦略的な連携が生まれ、コミュニケーションが活性化することが期待できます。遊びながらチームワークや思考力を高めることができるでしょう。
共通点探しゲームは、オンライン上でチームごとに好きな映画や趣味、好きな食べ物などをテーマに会話し、全員に共通するものを見つけるアクティビティです。会話を通じて意外な共通点に気づいたり、価値観を共有したりすることで、メンバー同士の距離がぐっと縮まるでしょう。リモートでも盛り上がりやすく、親しみや信頼感を育むきっかけとなることが期待できます。
絵しりとりは、オンライン上で描画ツールを使ってチームで行うアクティビティです。文字を使わず絵だけでしりとりを行い、指定回数分を描き終えたら答え合わせをして正解数を競います。表現の仕方や受け取り方の違いに気づくきっかけになり得るでしょう。
楽しみながら想像力とコミュニケーション力を養う機会となり、他者への理解や伝え方の工夫が促されることにもつながります。
NASAゲームは、月面に不時着したという想定で、提示された15個のアイテムを生存に必要な正しい順番に並べ替えるディスカッション型のアクティビティです。個人で順番を考えたあと、チームで各自の答えを開示し、話し合って正解を導き出します。自分の意見を伝える力や説得力、合意形成の力が問われます。
楽しみながら論理的思考力やコミュニケーション力を鍛え、協調性を高めることができるでしょう。
マイノリティゲームは、2択のお題に対して議論を行い、最終的に少数派を選んだ人が勝利となるオンラインアクティビティです。説得や誘導も含めた議論が求められるため、ディベート力や伝え方の工夫が問われます。価値観の共有にとどまらず、自分の意見を隠して他の参加者を誘導するために違う意見のプラス面マイナス面を分析する必要もあり、多角的な視点が養われます。
チームでの対話を通じてコミュニケーション力を磨く機会にもなり、参加者同士の関係構築を促す場づくりにも活用できるでしょう。
以下の動画で詳しく紹介しています。
スライド物語作りゲームゲームは、チーム全員がそれぞれイラストや画像、単語など自由な要素を用いて作成したスライドを順番につないでいき、1つの物語を完成させるオンラインアクティビティです。アイデアを出し合い、他者の意図を汲みながら物語を構築することで、創造力や共感力、協調性が養われます。
楽しみながらメンバーの個性に触れることができ、チーム内のコミュニケーションと一体感を高めるのに効果的です。
検索当てゲームは、建物や歴史上の人物などの写真を提示し、写真の特徴をもとにインターネットで検索を重ね、正解の写真を見つけるオンラインアクティビティです。チームで情報を共有しながら仮説を立て、役割分担して検索することで、協力や戦略的思考が求められます。メンバー同士で意見を出し合いながら進めることで、自然とコミュニケーションが活性化し、チームワークを高める効果が期待できます。
アキネイターは、1人がある人物や物を思い浮かべ、「はい・いいえ」で答えられる質問を他のメンバーが繰り返して正体を当てるゲームです。前の質問から次の質問を派生させるか、全く異なる質問を生み出すかの判断力や発想力、質問を工夫しながら進めるため、論理的思考も問われます。チーム内での意見のすり合わせを通じて協力体制が生まれ、楽しみながらチームのコミュニケーション力と連携力を高めることができるでしょう。
妄想会議ゲームは、「タイムマシンの業務活用」といった現実にはありえないテーマをもとに、チームで自由にアイデアを出し合うオンラインアクティビティです。正解がない設定だからこそ、発想力や柔軟な思考が求められます。各々の意見を尊重しながら議論を進めることで、自然と傾聴力や協調性が高まることが期待できるでしょう。
お家にあるもの探しリレーは、各チームから1人ずつ代表者を立て、「丸いもの」「赤いもの」などのお題に合ったアイテムを時間内に探して画面に見せるアクティビティです。お題に対する発想力や素早い判断力が求められるうえ、チーム内で誰が行くか相談する過程で連携や会話が生まれるでしょう。楽しみながらチームの結束力と柔軟な対応力を育める、オンラインでも盛り上がりが期待できるゲームです。
ここまで、チームビルディング効果が高いアクティビティを屋外・屋内・オンラインに分けて30選紹介しました。参加人数や開催形態によって、合う企画はさまざまです。本記事を参考に、目的や開催形態に合わせて、ぴったりの企画を考えてみてください。