更新日:2025年7月23日
目次
アイスブレイクとは、緊張しがちな場面で、主にゲームや会話を通じて場の空気を和ませ、話しやすい雰囲気を作るために行うコミュニケーションのことです。
本記事では、大人数でできるアイスブレイクを、短時間やオンラインでできる・体を動かすなどのジャンルに分けて計30選紹介します。
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ここからは、大人数でできる短時間のアイスブレイクのアイデアを7選紹介します。
共通点探しゲームは、参加者がグループに分かれて、「全員に共通する特徴」を制限時間内に見つけ出すゲームです。出身地・好きな食べ物・趣味など、身近な話題で会話が生まれ、初対面の人同士でも打ち解けやすくなるでしょう。大人数でも同時に進行できるため、社内イベントや研修の冒頭におすすめです。
1グループ2人〜5人程度のチーム対抗戦が実施しやすいですが、難易度を上げるために人数を増やしたり制限時間を徐々に短くしたりするといった工夫でより盛り上がりが期待できます。
ピンポンパンゲームは、リズムに合わせて「ピン」「ポン」「パン」を順に言っていくリズム系ゲームです。輪になって座り、「パン」と言う人は、誰か他の人を指差しで指名します。指をさされた人が「ピン」と言い、また順に別の人を指名し、テンポよく進めていきます。間違えたり詰まったりしたらアウトです。
短時間でできて、反射神経を使うスピード感のある内容のため、会場の空気を一気に温めたいときにぴったりです。はじめはゆっくり始めて、慣れてきたらテンポアップするのも盛り上がりが期待できます。
バースデーチェーンは、言葉を使わずにジェスチャーや指の動きなどで参加者全員が誕生日順に並ぶことを目指すアイスブレイクゲームです。誕生日順に並ぶという目的が分かりやすく、大人数でも一斉に参加できる点が短時間で場を温めることに適しています。
実施の際は、事前に誕生日順に名前を記載した紙やパソコンを用意し、みんなであっているか確認していくと盛り上がりも期待できます。
指差し連想ゲームは、単語からの連想ゲームと指差しを組み合わせたテンポの良いアイスブレイクです。最初の人が単語を言いながら誰かを指差し、指された人はその単語から連想される言葉を答えながら、別の人を指名します。言葉の発想力と即答する反射神経が問われ、緊張をほぐしつつ笑いも生まれるゲームです。
初対面同士でも自然に盛り上がるため、大人数の交流に適しています。
みんなでABCゲームは、円になり、進行役が与えたお題に該当する単語を参加者がAから順に言う言葉遊びのアイスブレイクです。たとえば食べ物というお題では、A→apple・B→bananaという流れで進行し、動物や国名などテーマを変えれば何度でも楽しめます。
英語力に差があるグループでも、お題のレベルを変える・「A〜G」で回すなど難易度を調整することで誰でも参加しやすくなるでしょう。
人探しゲームは、進行役が出す「赤い靴を履いている人」「今日カレーを食べた人」などのお題に沿って、参加者が条件に当てはまる人を会場内で探すゲームです。服装・持ち物・行動などお題の幅も広く、参加者が自由に動き回ることで初対面同士でも話しかけるきっかけになるため、大人数の交流に適しているでしょう。
個人戦・チーム対抗での実施が可能で、見つけたら名前を紙に書くか直接進行役に報告します。実施の際は、プライバシーに配慮した上で、該当者がいないお題を出さないよう目視で確認できるものをお題に設定すると良いでしょう。
グルーピングゲームは、指定されたお題・人数に合わせて即席のグループを作るゲームです。たとえば「出身地が同じ人で4人組」「兄弟構成が同じ3人組」など、多様なお題で交流が生まれやすく、初対面同士の会話のきっかけづくりにも適しています。
用意するものもなく、短時間で繰り返し実施できる手軽さが魅力です。実施の際は、個人情報やプライバシーに配慮し、誰もが答えやすいお題を選びましょう。
以下では、大人数でできるオンラインのアイスブレイクのアイデアを7選紹介します。
ノーカタカナゲームでは、出されたお題についてカタカナやジェスチャーを使わずに説明し、他の参加者がその言葉を当てます。発想力や語彙力が試されるため、会議や研修の前に頭をほぐすのに適しており、幅広い年代が楽しめる内容です。日本語だけのシュールな面白さや答えが出たときの盛り上がりも期待できます。
実施の際は、ゲームを始める前にカタカナに当たる単語を例示すると、参加者に分かりやすく進行できるでしょう。
以下の動画でも詳しく紹介しています。
GOOD&NEWは、参加者が24時間以内に起きた「嬉しかったこと(GOOD)」や「新しい発見・出来事(NEW)」を1人30秒ほどで発表するアイスブレイクです。前向きな話題を共有することで、チームの雰囲気が和らぎ、安心して発言できるという心理的安全性が高まることも期待できます。
オンラインで実施しやすく、初対面同士の緊張をほぐしたいときにも効果的です。人数に合わせて30秒〜2分程度に発表時間を定め、全員が話せるよう進行に工夫をするとスムーズに進行できます。
文字数縛り自己紹介は、名前を名乗った後に、好きなものや趣味などを指定の文字数内で紹介するアイスブレイクです。たとえば「フルネーム+趣味を10文字以内で」などの制限を設けることで、ユーモアや工夫が生まれ、字数制限もあるため短時間で交流を促進したいときにも適しています。
プライバシーに踏み込みすぎないラインを見定め、地元の名物や趣味など指定する項目の設定にも配慮しましょう。
ワードウルフゲームでは、参加者に単語を割り当て、そのうち数人には異なる単語を振ります。会話を通じて各自分析し、少数派の単語を持っているウルフなのかを推理するゲームです。発言の曖昧さや言葉選びに緊張感と笑いが生まれ、自分がウルフだと気付いた場合は悟らせない機転も求められます。
オンラインでも実施しやすく、大人数でも進行が可能ですが、単語の難易度とウルフの人数設定のバランスには注意が必要です。
以下の動画でも詳しく紹介しています。
ミュートしりとりゲームは、音声をミュートにした状態でしりとりを行うオンライン向けアイスブレイクです。口の動きやジェスチャー、表情を駆使して次の人に言葉を伝えるため、どうすれば人に伝わるか、どうすれば理解できるかという集中力と観察力が高まります。
実施の際は、ルール説明とリズムの調整を丁寧に行いましょう。
反対言葉ゲームは、進行役や参加者が出す単語に対して、順番にその反対語を答えていくオンライン向けアイスブレイクです。たとえば「高い→低い」「明るい→暗い」など簡単なものから、「自由→拘束」など抽象的な単語まで設定したり、リレー形式でチーム対抗にしたり、ジェスチャーで表現したりするバリエーションも考えられます。
言い換えの幅にブレが生じやすいため、ルールの解釈や解答例をあらかじめ共有すると混乱を防げるでしょう。
アキネーターゲームは、出題者1人にお題(人物・物・動物など)を決めてもらい、出題者がYES/NOで答えられる質問を他の参加者は順番に問いかけ、出題者の回答によってお題を導き出すゲームです。たとえば、どんなお題を設定するか・どんな質問を投げかけるかで話題のきっかけにもなりやすいでしょう。
実施の際はニッチすぎるお題を避けるように共有し、質問が長くなりすぎないよう進行役がテンポよく仕切ると、オンラインでも盛り上がることが期待できます
以下では、大人数でできる体を動かすアイスブレイクの企画アイデアを8選紹介します。
言うこと一緒やること逆ゲームは、隣の人と手をつなぎ、「言うこと一緒、やること逆」と声をそろえ、指示された方向を口にした後反対の方向にジャンプする反射神経系ゲームです。体を動かしながら頭も使うため、緊張がほぐれ、参加者の距離感が縮まることが期待できます。
他にも、「やること一緒」「言うこと逆」などパターンを変えることで難易度も調整可能で、幅広い年齢層で楽しめるゲームですが、手をつなぐことで動きが制限されたり、引っ張られたりする可能性もあるため安全に配慮しましょう。
動作の足し算ゲームは、1番目の人が動作を自由に1つ行い、次の人がそれを真似した上で新たな動作を追加していくリレー形式のゲームです。リレーがつながるにつれ難易度が上がるため、動作はジャンプ・手を振るなどシンプルなもので十分楽しめます。
10人以上など、人数が多くなる場合、5人ごとにリセットする・7つの動作から選んで足していくなど、参加人数に応じた工夫で混乱を避けましょう。
ジェスチャーゲームは、言葉を使わずにジェスチャーや表情だけでお題を回答者に伝えるゲームです。出題者はお題カードを引き、制限時間内に他の参加者に伝わるようにお題を表現し、回答者は出題者の動きを見てお題を当てます。
実施の際は、ジェスチャーが解答者全員に見えるようスペースを確保しましょう。
風船運びリレーは、バレーボールの代わりに風船を使うゲームです。2チーム以上に分かれ、風船を落とさないようにバレーの要領でラリーをつなぎながら、ゴール地点まで運びます。力加減やタイミングが重要で、思わぬハプニングも笑いを誘うポイントになるでしょう。
風船はスピードが遅いため、パワーや体力がなくても楽しめるため、全員参加型のアイスブレイクとして適しています。風船の数や大きさを調整し、周囲の安全を確保して実施しましょう。
片足バランスじゃんけんゲームは、全員が片足で立った状態でじゃんけんを行い、勝ち抜き方式で最後の1人を決めるゲームです。じゃんけんに負けた人、バランスを崩して足をついてしまった人は脱落するというシンプルなルールで盛り上がりやすく、体幹を使う軽い運動としても楽しめます。
広いスペースと安全確保が必須で、滑りやすい床や靴は転倒リスクがあるため避けましょう。短時間で楽しめるアイスブレイクに最適です。
お題でポーズゲームは、お題(例:ハート・猫・映画館など)に合うポーズを参加者が即興でとり、そのポーズが一致する相手を探すゲームです。言葉を使わない気軽さによって構えずに参加しやすく、初対面同士でもリアクションのやりとりが自然に起こることが期待でき、距離が縮まりやすくなるでしょう。
お題は簡単でイメージしやすいものにし、参加人数が自由に動ける程度のスペースを確保して実施するのがおすすめです。
フラフープくぐりゲームは、参加者全員が輪になって手をつなぎ、最初の人から最後の人までフラフープをくぐっていくゲームです。フラフープを落とさず、つないでいる手を離さず速くくぐらせるためにチームワークとちょっとした運動が求められるため、自然と声を掛け合いが生まれるでしょう。
人数が多くても盛り上がりやすく、体もほぐれるので場を温めるのにぴったりです。安全に配慮し、スペースに余裕を持って実施しましょう。
動作ビンゴゲームは、動作が記されたビンゴカードでクリアを目指すゲームです。事前に、参加者それぞれに動作を割り当て、参加者は声をかけることで互いの動作を知ることができるといったルールを設けると話しかけるきっかけ作りにもなります。
実施の際は混乱を避けるため、動作は簡単で分かりやすいものにし、ルール説明を丁寧に行いましょう。
以下では、大人数でできる子ども向けのアイスブレイクのアイデアを8選紹介します。
拍手でリズムキャッチゲームは、1人が好きなリズムで手拍子を始め、他の参加者がそれを真似してリズムをそろえるアイスブレイクです。途中でリズムを変えたり、指を鳴らすなど他の動作を加えたりすることで、集中力や反応力が問われます。
年齢や体力に関係なく参加でき、特にチームワークや観察力を育みたい場面におすすめです。進行役がテンポや難易度を調整し、無理のない雰囲気作りを心がけましょう。
足じゃんけんゲームは、手ではなく足でグー・チョキ・パーを表現してじゃんけんするアイスブレイクです。グーは足を閉じる、チョキは足を前後に開く、パーは足を左右に開くという動作で勝負します。全身を使うため体の緊張がほぐれ、場の空気が和らぎ初対面同士でも距離が縮まりやすいのが魅力です。
転倒防止のため、人数よりも余裕のあるスペースで行い、服装や足元にも配慮して実施しましょう。
背中伝言ゲームは、列の最後尾の人だけにお題の絵を見せ、最後尾の人が前の人の背中に指で絵を描き、リレー形式で伝言していき、先頭の人がお題の絵を描き起こすゲームです。背中の感覚だけが頼りなため意外な展開になりやすく、答え合わせまで楽しめるでしょう。
座ったままでもできるため、体力にばらつきがある集団やスペースが限られた会場にも適しています。
挙手ゲームは、進行役が「動物の名前が出たら手を挙げる」などの条件を提示し、単語を次々に読み上げていく中で、参加者が該当する単語に挙手で反応するゲームです。条件に合わないものに手を挙げたり、挙げ忘れたりした場合は一回休みやその場でジャンプなどの軽い罰ゲームを行います。
集中力や瞬発力が求められるため、頭と体を同時に使うアイスブレイクとして効果的です。たとえば、「悪魔(くま)、雑巾(ぞう)」など単語の中に動物の名前が入っているひっかけワードを入れるといった言葉選びの工夫で難易度調整も可能です。
動物グルーピングゲームは、参加者に動物の絵が描かれたカードを配り、鳴き声やジェスチャーだけを使って同じ動物同士でグループを作るゲームです。
言葉を使わないため、初対面同士でも気軽に交流が生まれることが期待でき、日本語があまり分からない参加者がいるといった場面にもおすすめです。実施の際は、参加者が十分に動き回れるスペースを確保し、動物カードの種類や難易度を調整するとさらに効果的でしょう。
四隅鬼ごっこは、1人の鬼が目を伏せた状態で部屋の四隅のうち1つを名前で指し、指された隅にいた人が脱落する運試し型の鬼ごっこです。鬼以外の参加者は四隅のいずれかに移動し、呼ばれない場所を選ぶスリルを楽しみます。
たとえばチーム戦での実施や、最後まで残った人の表彰、屋外ではラインや目印を用意するなどアレンジも可能です。移動の際は、走る・押すことを禁止し、走ったり押したりした場合は脱落するといった安全管理を行いましょう。
だるまさんゲームは、進行役の指示に「だるまさん」がついているときだけ動作を実行し、ついていない場合は動いてはいけないというルールのゲームです。たとえば、「だるまさん、手を2回叩いてください」では手を2回叩き、「手を振ってください」では動かず静止します。
シンプルながら意外と混乱しやすく、子どもから大人まで楽しめるのが魅力です。指示する動作の内容は、参加者の状況やスペースの広さを考慮し、ケガ防止の配慮を忘れずに行いましょう。
リーダー探しゲームは、みんなが動きを真似しているリーダーを探偵役が見つけるゲームです。参加者の中から1人〜または複数人を探偵役として選び、探偵役が目を伏せている間に輪の中でリーダーを決め、輪の中心に立った探偵役は、リーダーの動きを真似る参加者の様子を観察し、誰がリーダーかを当てます。
観察力や洞察力を使うため、アイスブレイクとしてだけでなくチームワークを高める効果も期待できます。輪を大きくしすぎると当てるのが難しくなるため、人数に応じた調整が必要です。
ここまで、大人数でできるアイスブレイクとして、オンライン・体を動かす・短時間でできるなど、さまざまなアイデアを紹介しました。実施する際は、参加者の年齢層や体力、場の雰囲気に合わせてアレンジしてもさまざまな場面で応用できるでしょう。本記事を参考に、場が和むようなアイスブレイクをぜひ取り入れてみてください。
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