更新日:2025年9月30日
目次
道具なしでできる、大人数向けのゲームをジャンル別に紹介します。準備が不要のため、時間やリソースを割けない場合や、突発的にアイスブレイクが必要になった場合などでも安心して取り入れられるでしょう。
本記事では「体を動かす」「言葉を使う」などのジャンル別でゲームを紹介します。
体を動かして楽しめる、道具なしの大人数向けゲームを紹介します。
ジェスチャーゲームは、言葉を使わずに体の動きだけでお題を伝えるゲームです。道具がいらないため、室内・屋外問わずどこでも楽しめます。
相手の動きに対して想像力や観察力が試され、チーム戦にすることで、さらに一体感が生まれるでしょう。
1.人を2チーム以上に分ける
2.お題(動物、職業、映画など)を決める
3.1人がジェスチャーでお題を表現する。声や音を出すのは禁止
4.他の人ーが制限時間内に当てる
5.正解数が多いチームの勝ち
フルーツバスケットは椅子取りゲームのようなシンプルなルールで、大人数で手軽に遊べるゲームです。本来は椅子を使うゲームですが、道具なし版では立ち位置を変えるだけで実施します。
子どもから大人まで楽しめ、動きもあるため場が盛り上がるでしょう。
1.人は円形に並び、1人だけ中央に立つ
2.各人に「リンゴ」「バナナ」「みかん」など役割を与える
3.中央の人が「バナナの人!」などと呼び、該当者は位置を移動する
4.「フルーツバスケット!」がかかったら全員が動く
5.立ち位置をとれなかった人が次の鬼になる
王様ゲームは参加者がクジを引き、それぞれに「王様」と「番号」を指定された後に、「王様」から「番号」へランダムに命令をするゲームです。
どのような命令がくるか、人数が多いほどドキドキ感が増します。ただし、無理難題な命令は避けるように人に周知しておきましょう。
1.クジを引く
2.1人が王様となり、「王様の命令です!」と宣言
3.「〇番と〇番が○○する」などランダムな命令を出す
4.該当番号の人は命令に従う
5.毎回王様を交代して繰り返す
だるまさんがころんだは、子ども向けの印象がありますが、大人数でやると意外と盛り上がるゲームです。瞬発力とバランス感覚が求められるシンプルな動きに、大人は童心に返って楽しめるでしょう。
1.鬼が前方に立ち、「だーるーまーさーんーがーこーろーんーだ」と言って後ろを向く
2.他の人はその間に鬼に近づく
3.鬼が振り返った瞬間に動いていた人はスタート地点に戻る
4.誰かが鬼にタッチしたら全員解放され、好きに動き回れるようになる
5.鬼は他の人の誰かをタッチし、タッチされた人が次の鬼になる
モノマネリレーは、誰かの動作や声を次の人に伝えていく伝言ゲームのアレンジ版です。伝えるにつれて動きがどんどん変化していくのが面白く、笑いが絶えないレクリエーション向けのゲームです。
1.最初の人が、モノマネをする(例:マリオのジャンプ)
2.次の人はそれを真似して次に伝える
3.最後の人がモノマネを披露して、最初とどれだけ違っているかを比べる
ジェスチャーしりとりは、身振り手振りを使ってしりとりをするゲームです。体を動かす要素が加わることで、場が盛り上がるでしょう。
1.最初の言葉を決めて、順番にジェスチャーを行う
2.ジェスチャーが何か他の人が当てられたら交代する
3.より多くの正解を出せたチームの勝ち
ゲームの様子はぜひこちらの動画からご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=xM04llfA8-8
お絵描き伝言ゲームは、空中や相手の背中、手のひらなどで文字や絵を描いて、何を表しているかを当ててもらうゲームです。道具不要で実施でき、発想力と観察力がカギになります。
チーム対抗戦にしても盛り上がるため、大人数での開催におすすめです。
1.1人が指で文字や絵を描く
2.他の人はそれを見て何を描いているかを当てる
3.正解した人が次の出題者になる
ジャンケン列車は、人同士がジャンケンをして勝った人の後ろにどんどんつながっていくゲームです。列がどんどん長くなることで一体感が生まれ、会場全体が盛り上がる定番レクリエーションになるでしょう。
子どもから大人まで楽しめ、アイスブレイクや大人数の交流に最適です。
1.人は自由に歩き回り、近くの人とジャンケンをする
2.負けた人は勝った人の後ろにつながり、列を作る
3.列の先頭の人が再び別の列の先頭とジャンケンを行う
4.最後に1つの長い列が完成すれば終了
言葉や演技で盛り上がる、道具なしの大人数向けゲームを紹介します。
連想ゲームは、ある言葉からイメージを広げ、次の人が関連する言葉をつなげていくゲームです。発想力や柔軟な思考力が求められ、グループの空気も和むため、アイスブレイクや余興に最適でしょう。
言葉だけでなくイラストやジェスチャーに応用すれば、アレンジのバリエーションも豊富です。
やり方
1.最初の人が「テーマ」や「お題」から思い浮かぶ言葉を1つ発言する
2.次の人は前の人の言葉から連想する別の言葉を続けて発言
3.順番に言葉をつなげていき、繰り返しやテーマから逸れた場合はアウト
人狼ゲームは心理ゲームの定番です。通常はカードを使いますが、簡易版なら進行役を決めて口頭での役割分担を行いましょう。他の参加者に漏れないように、その人だけに伝える必要があります。話し合いや推理を中心に楽しむため、道具なしで十分実施できます。
少人数から大人数まで対応でき、さまざまな場で活用できるゲームです。
1.人を集めて、進行役を1人決める
2.進行役が口頭または紙で「人狼」「村人」「占い師」などの役職を割り当てる
3.昼パート:人全員で会話し、その後誰が人狼かを検討した後、人狼を処刑する。処刑された人は脱落
4.夜パート:人狼が処刑されていなければ、村人の誰かを襲撃し、その人は脱落する
5.村人チームと人狼チームのどちらかが勝つまで繰り返す
声真似合戦は、芸能人やアニメキャラ、動物の声真似を競うゲームです。少し恥ずかしい場合もありますが、思い切りよく挑戦することで場に笑顔が生まれるゲームになるでしょう。
1.お題を提示する(例:猫の鳴き声、ドラえもんの声)
2.各人が順番に声真似を披露
3.最も似ていた人を拍手や投票で決定
4.複数回行って総合優勝を決める
アルファベとしりとりは、英単語で行うしりとりです。日本語で行うしりとりとは異なり、発想の転換や柔軟性を鍛えられます。
英語に詳しくない人でも楽しめるよう、制限時間は長めに設定するとやりやすいでしょう。
1.Aから始まる単語を誰かが言う(例:Apple)
2.次の人は「E」から始まる単語を言う(例:Elephant)
3. 制限時間内に言えない場合はアウト
4.最後まで残った人が勝ち
モッツァレラチーズゲームは、順番に「モッツァレラチーズ」と言い、表情や言い方で周りを笑わせるゲームです。言葉は同じでも、声のトーンや表情を工夫していくのがポイント。シンプルながら盛り上がりやすく、初対面同士でも距離が縮まるアイスブレイクです。
1.円になって順番を決める
2.1人目が「モッツァレラチーズ」と普通に言う
3.次の人は前の人よりもテンション高く、面白く「モッツァレラチーズ」と言う
早口言葉チャレンジは、決められた言葉を噛まずに速く言えるかを競うゲームです。滑舌や集中力が試され、言葉を噛んでしまうハプニングで盛り上がれます。
子どもから大人まで楽しめ、場を和ませる定番のゲームです。
1.お題となる早口言葉を決める(例:「生麦生米生卵」)
2.順番にその言葉を3回、できるだけ早く言ってもらう
3.噛まずに言えたら成功、言えなければ失敗
NGワードゲームは、あらかじめ設定された「言ってはいけない言葉(NGワード)」を避けながら会話をするゲームです。
相手に自然とNGワードを言わせる工夫や、言わないように意識する駆け引きを楽しめます。会話中心のゲームなため、自然にコミュニケーションが生まれやすいでしょう。
1.NGワードを決める
2.自由に会話をしながら、相手にNGワードを言わせるように誘導する
3.制限時間内にNGワードを言わなかった人が勝ち
リズムを使った、道具なしの大人数向けゲームを紹介します。
テンポしりとりは、言葉をつなげていくしりとりのアレンジ版です。大人数で輪になり、リズムに乗ってしりとりを回していきます。歌を歌ったり、手拍子でリズムをとったり、リズムのテンポは好きな形でとります。
リズムに乗るという縛りができることで、単純なルールでもプレッシャーが生まれ、より盛り上がるでしょう。
1.全員で円になる
2.最初の人が1つ単語を言う
3.次の人はリズムをとりながらしりとりを続ける
4.間違えたり、リズムに乗って言えなくなったりしたらアウト
5.最後の1人を決めるまで続ける
出題者がお題の曲のイントロを口ずさみ、他の人はそれを当てます。出題者になった人は音感や歌唱力に自信がなくても、思い切って歌うのがポイントです。人同士が歌う様子が和やかな空気を生むでしょう。
1.出題者が曲のイントロを口ずさむ
2.他の人ーは曲名またはアーティスト名を答える
3.正解者にポイントを加算し、数曲分行う
4.最後に一番多く正解した人が勝ち
拍手回しゲームは、手拍子のリズムを順番に回していくゲームです。円になって人は座り、隣の人が拍手で作ったリズムを隣の人に伝達します。
瞬時の判断とタイミングが求められ、シンプルながら集中力を要するため、場の一体感が生まれます。
1.円になって座る
2.初めの1人が「パンッ」と手を叩いてスタート
3.拍手をした方向(右または左)にリズムを送り続ける
4.途中で2回拍手をしたら、反対方向に切り替える
5.ミスした人は脱落する
10秒チャレンジは、自分の時間感覚だけを頼り10秒を当てるゲームです。人は目を閉じて、10秒経ったと思ったタイミングで手を挙げます。
誰でも簡単にでき、場所を選ばず、道具も不要のため、さまざまな場所で活用できるゲームです。バリエーションで「5秒」「15秒」などルールを変更もできます。
1.人は目を閉じる
2.「よーいスタート」で開始し、10秒だと思った時点で手を挙げる
3.時間を計測して、一番10秒に近かった人が勝ち
進行役が出した条件に沿って後出しジャンケンを行うゲームです。相手の出した手を見てから自分の手を決める判断力や瞬発力が試されます。
1.進行役が「あいこになってください」「勝ってください」など条件を出す
2.二人一組に分かれ、後出しする人は先に出した人と条件に合う手を出し続けなければならない
3.誤った手を出してしまった人は負け
ストップゲームは、「いろはにほへと」をリズムよく言葉を言っていき、指定された文字が出たら止まる反射神経ゲームです。このゲームはテンポが速くなるほど盛り上がり、「いろはにほへと」を使うほか、曲を歌って合わせるアイデアも楽しいでしょう。
1.「い、ろ、は、に……」と順に言っていく
2.あらかじめ決めた文字(例:「ぬ」)が来たら声を出さずに止まる
3.間違えて声を出してしまった人はアウト
4.最後まで残った人が勝ち
ゲームを通じてコミュニケーションが図れる、道具なしの大人数向けゲームを紹介します。
バースデーラインは、全員が言葉を交わさずに自分の誕生日を伝え合い、順に並ぶゲームです。言葉を使わずにコミュニケーションをとる必要があるため、アイスブレイクに最適です。
誕生日以外にも、身長や血液型などテーマを変えることでバリエーションが増やせます。
1.「声を出さずに誕生日順に並んでください」と指示を出す
2.人はジェスチャーなどを使い、誕生日順(または指定された順)に整列する
3.全員が並んだら、声を出して確認し正解か確認する
4.合っていたら成功
名前ビンゴは、話した人の名前を空欄のビンゴ用紙の好きな欄に記載していき、全て埋めた後に読み上げられた名前でビンゴを揃えていくゲームです。自己紹介とビンゴを組み合わせた交流型ゲームであり、人の名前や趣味を覚えるのに最適で、初対面同士の場でも会話が自然と生まれます。
1.各人に自己紹介してもらい、趣味や特徴を共有
2.進行役が「○○さんと話したことがある人」「〇〇が趣味の人と話した人」などの条件を出す
3.条件に当てはまる人が手を挙げ、3つ条件が揃ったらその人は抜けられる
4.最後まで残ってしまった人が負け
うそほんとゲームは、人が自分についての情報を3つ真実、1つ嘘で話し、他の人はどれが嘘かを当てるゲームです。
初対面でもお互いを知るきっかけになり、アイスブレイクにも最適です。
1.1人ずつ自分に関する4つの話をする(うち1つは嘘)
2.他の人はどれが嘘かを推理する
3.当たった人にポイント、または嘘を見破られなかったら話した人にポイント
4.順番に全員が挑戦する
ゲームの様子は以下の動画でぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=OZQjFfof1iQ&t=371s
グループ分けゲームは、人数が多いときに即席チームを作る方法としても活用できるゲームです。
制限時間内に共通点を探し、グループに分かれていきます。共通点をお互い知れることで交流のきっかけにもなるでしょう。
1.「誕生日が春の人」「好きな食べ物が寿司の人」などのお題を提示する
2.それぞれ当てはまる人同士で素早くグループを作る
3.お題は複数出して、毎回違うグループができるように工夫する
お題しりとりは、しりとりにテーマを加えたアレンジ版です。語彙力に加え、柔軟な発想や瞬発力が求められるため、一般的なしりとりより難易度が増し、盛り上がるでしょう。
1.通常のしりとりに「食べ物だけ」「動物だけ」などのテーマを追加する
2.お題に沿えなかったり、5秒以内に言えなくなったりしたらアウトです
3.最後まで残った人が勝ち
自己紹介しりとりは、自分の名前や趣味などの情報をしりとり形式でつなげていくユニークなアイスブレイクです。初対面同士でも自然と会話が弾むゲームです。
1.1人目:「私は〇〇です。好きな食べ物はリンゴです」
2.2人目:「私は××です。好きな食べ物はゴマ団子です」というようにしりとりでつなげていく
3.間違えたり、テーマから逸れたりしたらやり直し
4.最後まで全員がつなげられたらクリア
チームジャンケンは、チーム全体で1人の代表を応援しながら行う勝ち抜きジャンケンです。単純なジャンケンでも盛り上がる仕組みで、大人数で遊ぶのに最適です。
1.2チームに分かれる
2.各チームの代表者がジャンケンで対戦
3.負けたチームの代表が交代し、勝った側は続投
4.最後まで勝ち続けたチームが勝利
お題で自己開示は、お題に沿って1人ずつ答えていくトーク系のゲームです。交流が深まり、大人数でも順番に全員と話せるのが魅力です。自己開示をすることで交流が促され、関係性の構築につながります。
どのような話が出たか、最後にチームで発表するのもよいでしょう。
1.お題を用意(例:「最近うれしかったこと」「おすすめの本」など)
2.円になって1人ずつ順番に答える
3.時間制限を設けてテンポよく進める
マジョリティゲームは、少数派を避けて多数派(マジョリティ)になることを目指す心理ゲームです。同じ答えを出した人同士が勝ちとなるため、相手の思考を読む駆け引きが楽しめます。
簡単な質問で始められ、話題のきっかけにもなるため、初対面同士の交流にもおすすめです。
1.司会者が2択の質問(例:「犬派?猫派?」)を出す
2.人は「せーの」で一斉に自分の答えを発表する
3.多数派になった人が勝ち、少数派は負け
4.最後まで残った人が勝ち
研修やレクリエーションを大人数で開催するには、それに適した広さのイベント会場が必要です。
IKUSA ARENAは、1000㎡、最大700名収容できる広さのアリーナを持ち、大人数での開催に最適なイベントスペースです。椅子や机のレンタルから、舞台照明、音響設備まで、さまざまなサービスを備え、研修からレクリエーションイベントまで幅広い集まりに対応できます。
ケータリングサービスも提供しているため、食事の手配も任せられ、一気通貫でイベント運営を委託できるのも魅力です。大人数でのイベント開催をご検討中の方は、ぜひ一度IKUSAへご相談ください。
道具なしでも大人数で盛り上がれるゲームはたくさんあります。道具を準備する必要がないため、急にアイスブレイクを行う必要が出てきた場合でも、安心してとり入れられるでしょう。
記事を参考に、ゲームを通じて楽しく交流を深めましょう。