更新日:2025年7月3日
目次
子ども向けイベントは、遊びのなかに学びや発見を散りばめる絶好の機会です。体験を通じて新たな興味に出会い、他者と関わることで、日常とは異なる刺激を得られる場になります。
本記事では、子ども向けイベントの企画アイデアを、ものづくりやショー・パフォーマンス、チャリティー・バザーなどテーマごとに計30選紹介します。
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ここからは、参加人数が少数でも開催できる子ども向けイベントの企画アイデアを7選紹介します。
オリジナルTシャツづくりは、布用クレヨンやスタンプなどを使って、Tシャツに自分だけのデザインを描く工作企画です。発想力を活かしながら、完成品を身に着けられるのが魅力です。色使いや図柄に個性が出るため、思い出に残る作品づくりが期待できます。
汚れてもよい服装での参加が安心で、アイロンを使う場面では大人の補助が必要になる場合もあります。
プラスチック板はプラバンと称され、加熱すると縮む性質を持っているプラバンもあります。プラバンアクセサリーづくりは、加熱すると縮む性質を持つプラバンに好きな絵を描き、アクセサリーに仕上げる体験です。自分の描いたものが加熱され変化する様子は驚きがあり、色鉛筆や油性ペンなど、道具による仕上がりの違いも楽しめます。
オーブントースターなどの加熱器具を扱う際は大人の補助が必要で、加熱しても縮まないプラバンや加熱し続けると発火する恐れがあるプラバンもあるので、材料の確認を徹底しましょう。
陶芸体験は、粘土をこねて自由な形を作り、焼成して器やオブジェを完成させるイベントです。手指を使って形を成形する過程で、集中力を育むきっかけにもなります。屋外や換気の良い室内スペースでの開催が望ましく、焼成を外部に依頼する場合は作品の受け渡し時期も考慮する必要があります。
新聞づくりは、子どもたちが取材・執筆・編集を行い、自分たちのニュースを発信するワークショップです。身近な話題を記事にすることで、何気ない日常の中にある出来事に気づいたり、自分の言葉で伝えたりするため、観察力や表現力が養われることが期待できるでしょう。
実施の際は、静かに作業できる会場を確保し、掲載内容のチェック体制も事前に整えると安心です。
線香花火づくりは、火薬の扱いを含むため専門家の指導のもとで行う必要があります。火花の出る仕組みや日本の伝統文化に触れるきっかけとなり、理科や歴史への関心にもつながるでしょう。安全性を考慮し、小学校高学年以上を対象に実施し、火気や薬品管理がしやすい施設や屋外スペースでの開催が適しています。
ストップモーションアニメとは、パラパラ漫画と同じ要領で制作されるアニメーションです。教室では、映すものを少しずつ動かしながら1コマずつ静止画を撮影し、撮影した画像をつなげて編集することで動いているかのように見せるアニメを作ります。創造力や根気を育みながら、デジタル制作の楽しさに触れられる点がおすすめです。
コマ撮りは進行に時間がかかるため、十分な制作時間を確保し、作るのは短いアニメにするなどサポート体制を整えましょう。
ゲームづくり体験は、プログラミングソフトを使ってオリジナルゲームを制作する企画です。ものづくりとテクノロジーを組み合わせて楽しみながら、発想力や論理的思考を養えることが期待できます。ビジュアルプログラミング言語を使用すると、直感的な操作がしやすくなり、小学校中学年程度以上を対象に開催できるでしょう。
パソコンやタブレットを使用するため、機材の準備とネット環境の整った室内での開催が必要です。
ここからは、自然をテーマにした子ども向けイベントの企画アイデアを4選紹介します。
星空観察会は、夜間に屋外で星座や天体を観察するイベントです。季節ごとの星座や流星群を見ることで、日常で気づきにくい夜空の変化に目を向け自然への関心を高めるきっかけにもなり得ます。天候による中止の可能性を考え、プラネタリウムや天体の映像を活用するなど代替案を用意すると安心です。
暗い場所での活動になるため、安全管理に配慮し、小学校高学年以上の参加が推奨されます。実施の際は、学校の校庭や郊外の広場など、街明かりの少ない場所での実施が望ましいです。
浜辺の宝探しは、砂浜に隠された宝物を地図やヒントを頼りに探し出すイベントです。漂着物や自然素材を用いることで、海辺の環境や生態系への関心を高めるきっかけにもなります。自然とのふれあいを楽しみながら、協力や工夫の力を育む機会になるでしょう。
実施の際は、海や岩場、テトラポッドの立ち入りを禁止し、子どもと大人ペアで動くなど安全確保が重要です。対象年齢は小学校中学年以上が目安ですが、保護者の付き添いがあれば低学年の参加も可能です。
海の音で音楽づくりは、波音や貝殻を使った音など、海辺で見つけた自然の音を素材としてオリジナルの音楽を制作するイベントです。自然の音に触れることで、身の回りに溢れる音を自己表現につなげる力を育むきっかけになるため、音に関心のある子どもにもおすすめの内容です。
開催場所は浜辺や海辺の自然学習施設などが適しています。機材を持ち込む際は潮風や砂への対策が必要です。
自然素材ビンゴは、葉っぱ・石・花・虫など自然の中にあるアイテムを探しながらマスを埋めていく屋外型のビンゴゲームです。ルールがシンプルで、イラストや写真入りのビンゴカードを使えば、小さな子どもでも楽しんで触れあえます。
ビンゴカードを作る際には、開催場所の自然公園などにある植物や虫を事前にリサーチし、マスに設定しましょう。花は写真に撮るだけ、葉っぱは落ちているものだけなどのルール設定が必要です。
以下では、ショー・パフォーマンスの子ども向けイベントの企画アイデアを4選紹介します。
マジックショーは、プロまたはアマチュアのマジシャンによるパフォーマンスを披露するイベントで、子どもたちに驚きや笑いを届けます。たとえば、子どもにマジシャンのサポート役をしてもらう、呪文を唱えてもらうなど参加型の演出を取り入れることで、ショーを一緒に作り上げる体験が子どもたちの思い出になります。
会場は屋内外どちらでも可能ですが、視認性や安全性に配慮した配置が必要です。
サイエンスショーは、実験を通して科学の不思議を紹介するパフォーマンスイベントです。炎や音、圧力など身近な現象を題材にした演目は、子どもたちの好奇心を刺激します。たとえば、炎の色が変わる実験や針を刺しても割れない風船の実験や段ボールで作る空気砲の実験などがあります。
対象年齢は主に小学生以上が目安で、科学を楽しく学ぶきっかけとして活用しやすい企画です。火気や薬品を扱う場合は、子供が触らないようにする安全対策が重要です。
キャラクターショーは、人気のアニメやヒーローのキャラクターが登場し、ストーリー仕立ての演技を披露するステージイベントです。たとえば、地域限定の特別ストーリーを交えた構成にしたり、子どもを巻き込む参加型の演出をしたりすることで、特別感のある時間を提供できる企画として親しまれています。
実施の際は音響に配慮し、ステージの高さと広さを考慮して見やすい観覧席のレイアウトにすることや、安全な動線管理が必要です。キャラクター使用には著作権や契約上の制約があるため、事前の確認と運営体制の整備が不可欠です。
バルーンアートパフォーマンスは、バルーンで動物やキャラクターなどを即興で作り上げるショーイベントです。テンポが早い構成が多いため小さな子どもも飽きにくい内容でしょう。また、バルーンアートが出来上がる過程を会場全体で見守るため共通の期待感を抱く一体感も味わえます。
屋外や商業施設の広場などでの開催実績も多くありますが、風の影響を受けやすいため天候の確認と屋外の開催が難しい場合の対応を考えることが必要です。
以下では、チャリティーやバザーのイベント企画アイデア4選を紹介します。
おもちゃリサイクル市は、家庭で使わなくなったおもちゃを持ち寄り、交換や販売を通じて再利用するイベントです。物を大切にする心やリユースの考えに触れる機会となるだけでなく、おもちゃの紹介を子ども自身で行う仕組みとして手書きのカードやマッチングタイムなどを導入すると子ども同士の交流も生まれるでしょう。
対象年齢は小学生以上が目安ですが、保護者の同伴があれば未就学児も参加可能です。おもちゃの状態や安全性の確認を事前に行いましょう。
ペットボトル通貨バザーは、ペットボトルキャップを通貨として使用し、用意された商品と交換できるバザーです。キャップで作られた商品を広めることでリサイクルの意識づけにつながり、参加しながら環境問題を考えるきっかけになるでしょう。
実施の際はペットボトルの持ち込み量や受け入れ基準など、事前にルールを設定し、明示することが必要です。
スタンプラリーは、会場内の複数のブースを回ってスタンプを集める体験型の企画です。たとえばブースのテーマをチャリティーに触れる内容に統一すれば、参加しながら社会を知ることにもつながるでしょう。景品を設定する場合は過度な競争を避けるよう配慮が必要です。
会場は屋内外どちらでも実施可能で、動線設計と安全対策が不可欠です。
絵本フリーマーケットは、家庭で読まなくなった絵本を持ち寄って販売・交換するイベントです。たとえば読み聞かせイベントとの同時開催も可能で、地域の子ども同士で本を共有する体験ができ、読書の楽しさを広げるきっかけにもなるでしょう。
屋内外いずれでも実施可能ですが、天候やスペースに応じた準備が必要です。価格設定や管理体制を事前に整えておくことが運営上のポイントとなります。
以下では、社会や文化に触れる子ども向けイベントの企画アイデアを4選紹介します。
親子で昔の遊び体験は、お手玉、けん玉、竹とんぼ、ベーゴマなどの遊びを通じて、世代を超えた交流を楽しむ企画です。遊びながら親子で一緒に挑戦し、共に初めての体験を共有することで親子が同じ目線で楽しむ時間が生まれやすくなるでしょう。
対象年齢は小学生程度からが目安ですが、内容により柔軟に設定できます。屋内外どちらでも実施可能ですが、安全面に配慮し、遊具の使用方法やルールを丁寧に説明することが大切です。
野菜の収穫体験は、畑で実際に野菜を収穫し、農作業や自然への理解を深めることを目指す屋外企画です。野菜を自分の手で収穫することで、食への関心を育むことが期待できます。また、野菜や土の匂い・感触を身近に感じることで五感が刺激される内容ともいえるでしょう。
農地や市民農園など、地域資源を活かした開催がしやすい企画です。
SDGsワークショップは、持続可能な社会を考えるきっかけとして、環境や福祉、まちづくりなどをテーマにした学びと体験ができる企画です。たとえば、廃材を使った工作・フェアトレード商品体験など、座学だけでなく子どもが実際に体験できる内容にすると楽しんで学ぶきっかけになるでしょう。
学校や公共施設など、学びの場に適した場所での実施が多く、地域との連携による開催事例もあります。
国際交流イベントは、外国の文化や言葉、遊びに触れることを通して多様性への理解を深めるイベントです。海外出身の地域住民や留学生と一緒にゲームや料理、簡単な会話を楽しむ内容が多く、相手を知ろうという姿勢や多様なコミュニケーション方法を錯誤することで相互理解のきっかけになります。
言語や文化の違いに配慮した進行が必要で、保護者の付き添いやスタッフのサポートがあると安心です。公民館や学校など地域に開かれた場所での開催が多く、対象年齢は小学生以上が一般的です。
以下では、生活や経済を考える子ども向けイベントの企画アイデア3選を紹介します。
お仕事インタビューは、地域で働く大人に子どもがインタビューを行う企画です。仕事内容ややりがいを聞くことで、さまざまな職業を知るきっかけになり働くことへの関心や職業観が広がります。あらかじめ質問を用意し、発表やまとめの時間を取ると学びが深まります。
相手の話を丁寧に聞く姿勢やマナーも重視されるため、事前に共有時間や練習時間を設けると安心です。
買い物体験は、模擬通貨や限られた予算を使って子どもが商品を選び、購入する体験型の企画です。お金の使い方や優先順位のつけ方を学ぶ機会となり、金銭感覚を育むきっかけにもなります。品物は文房具や駄菓子など子どもが身近に感じるものにし、価格は〜500円程度の大きすぎない設定にするなど工夫が必要です。
実施の際は価格の妥当性や選択肢の幅を考慮することが大切です。保護者やスタッフによる見守り体制も整えましょう。
投資ゲームは、架空の企業や商品に模擬通貨を使って投資し、値動きに応じて利益や損失を体験する企画です。お金の増減を通じて、リスクとリターンの関係や判断力の重要性を学ぶきっかけになります。難解な用語や制度は子どもにも分かりやすいように言い換えを行い、ルール設計も明快なものにしましょう。
対象は高学年〜中学生以上が想定され、開催場所は教室や地域施設が適しています。誤解を招かないよう、ギャンブルとの違いを明確にする配慮も必要です。
ここからは、季節を感じる子ども向けイベントの企画アイデアを4選紹介します。
春の野草観察は、身近な公園や野原を散策しながら、春に芽吹く野草を見つけて学ぶイベントです。季節の変化や自然の多様性に触れることができ、たとえば1つの好きな野草を見つけて観察カードにイラストや野草の特徴を記録するなど楽しさを広げられます。
実施の際は大人が見守り、植物を傷つけないような行動を促し、誤って毒草に触れないよう事前の指導も大切です。対象年齢は小学生中学年以上が目安で、屋外での開催となるため天候による変更の可能性も考慮して準備することが必要です。
七夕フォトスポットは、笹や短冊、星形の装飾などを使って七夕をテーマにした写真撮影エリアを設けるイベントです。家族や友達と一緒に季節の思い出を写真に残すことができ、自由に短冊を書けるスペースを設けると足を止めてもらいやすくなります。
装飾物の転倒や破損を防ぐため、安全面に配慮しましょう。ショッピングモールなど屋内での実施が一般的で、屋外で開催する場合は天候や熱中症対策にも注意が必要です。
ハロウィン仮装大会では、子どもたちが自由に仮装をしてステージや会場を歩き、写真撮影や簡単なパフォーマンスを楽しみます。季節感を取り入れつつ、非日常を味わえる体験としておすすめです。衣装の準備が必要となるため、事前に保護者へ案内をする配慮が求められます。
未就学児から参加可能ですが、着脱しやすく歩きやすい安全な衣装を推奨しましょう。
餅つき体験は、杵と臼を使って餅をつく日本の伝統行事を体験できる冬のイベントです。つきたての餅を味わいながら、季節や文化に触れるきっかけになります。道具が重く、扱いに注意が必要なため、子どもが体験する際は保護者やスタッフが一緒に杵を振ると安心です。
屋外スペースが確保できると実施しやすく、地域交流や食育の観点からも多くの自治体や施設で開催されてきた実績があります。
ここまで、ものづくり、自然体験、ショーやパフォーマンス、チャリティー・バザー、季節を感じる行事など、さまざまな子ども向けイベント企画のアイデアを紹介しました。規模や対象年齢、開催時期に合わせて内容を工夫することで、より充実した体験につながるでしょう。本記事を参考に、子どもたちが楽しみながら学べるイベントづくりを検討してみてください。
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