更新日:2025年8月1日
目次
周年記念イベントは、周年記念イベントとは、企業や団体の節目の年を祝う行事で、感謝を伝える場として活用されます。社員や関係者の結束を深める機会にもなります。
本記事では、周年記念イベントを社内向け・エンドユーザー向けなどに分類して紹介します。
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ここからは、周年記念イベントの社内向け企画のアイデアを3選紹介します。
社員旅行は、社内向け周年記念イベントとして定番の企画です。普段の職場を離れて非日常の体験を共有することで、部署や役職を超えた関係構築が期待でき、帰社後のコミュニケーションやチームワークの向上につながる可能性があります。
実施の際は、2時間を超える移動は避ける・宿泊施設の清潔さ、アメニティの内容に配慮する・飲酒しなくても楽しめる食事・アクティビティの内容を詰め込みすぎず自由時間も確保するなど配慮し、参加者全員が無理なく楽しめるように調整することが大切です。
ファミリーデーは、社員の家族を職場に招き、企業の雰囲気や業務内容を紹介する企画です。職場見学や子ども向けの体験コーナー、社員との交流タイムなどを通じて、家族の理解や企業への親しみが深まることが期待できます。
家族の応援を得られることで、社員のモチベーションや企業への信頼感を高めるのにも有効でしょう。実施にあたっては、セキュリティや安全管理、年齢に応じた企画内容の工夫が求められます。
タイムカプセル制作は、次の周年に向けて社員がメッセージや写真、小物などを持ち寄り、カプセルに封入する企画です。これからの節目を楽しみに感じられる体験になり、長期的な視点で企業文化を育むきっかけにもなるでしょう。
保存場所の管理や封印期間の明確化、安全性の確保が必要です。
以下では、周年記念イベントのエンドユーザー向け企画のアイデアを5選紹介します。
商品展示は、周年の節目にあわせて、これまでの代表的な商品や新商品をエンドユーザーに公開する企画です。普段は関係者しか見られない開発品や試作品を並べ、コメントもあわせて展示することで、企業の歩みやこだわりを視覚的に伝えることができます。
企業への信頼感やブランドへの共感を育むきっかけになり、ユーザーとの距離を縮める場としても活用できるでしょう。展示方法や説明内容には工夫が必要で、安全管理や混雑対策にも注意が求められます。
投稿キャンペーンは、エンドユーザーから写真・動画・エピソードなどを募集する参加型の企画です。たとえば、商品にまつわる思い出やオリジナルダンスの投稿などを募ることで、エンドユーザーのブランドへの愛着を高め、共感を生む仕掛けとして有効です。
優秀作品の表彰や、投稿内容をもとにしたムービー制作などで長期的な展開も可能です。実施にあたっては、m差別的・攻撃的な内容や著作権・肖像権の侵害を避けるといった公序良俗への配慮や選考基準の明示など、運営体制には注意が必要です。
フォトスポット設置は、周年記念イベント会場に写真撮影用の装飾や背景を用意し、来場者が自由に撮影を楽しめる企画です。ブランドの世界観や周年にちなんだモチーフを活用することで、SNSでの拡散効果による話題喚起も期待できます。
誰でも気軽に参加でき、賑わいを演出する手法としておすすめです。
終売商品の人気投票と再販は、これまでに販売終了した商品の中から、もう一度手にしたいアイテムをエンドユーザーに投票してもらい、再販を検討する企画です。最多得票の商品を期間限定で再販することで、ユーザーの声を反映し顧客との双方向のつながりを強化できるでしょう。
オリジナルグッズ配布は、周年記念ロゴやメッセージをデザインした限定アイテムをエンドユーザーに配布する企画です。日常使いできるアイテムを選ぶことでブランドとの日常的な接点を生み出し、自然なPRにもつながることが期待されます。
周年記念イベント来場者へのプレゼントや、一定金額以上の購入特典としても活用できるでしょう。配布にあたっては、在庫切れによる混乱や不公平感を防ぐため、抽選制を取り入れたり、事前に配布条件・数量などを公開したりする対応考えられます。
以下では、周年記念イベントの映像系企画のアイデアを5選紹介します。
会社の歴史を振り返る映像上映は、創業から現在までの歩みをまとめた映像を共有する企画です。過去の写真・映像、当時のエピソードを盛り込むことで、社員や関係者が自社の成長を実感しやすくなり、社内の企業文化の継承をして結束力を高めると同時に、社外にも自社の歩みを共有する機会になることが期待できます。
過去の記録が少ない場合は、インタビューや再現映像で内容のボリュームを補うことで充実した内容になるでしょう。
誕生ヒストリー再現ドラマ上映は、代表的な商品やサービスの誕生までの道のりを、社員が出演する再現ドラマ形式で紹介する映像企画です。たとえば、開発秘話や当時の苦労、チームのやり取りなどを再現することで、企業のストーリー性の発信につながり社内外から親しみを持ってもら右きっかけになりえるでしょう。
社員インタビューは、他部署や異なる世代の社員同士による対談やインタビューを録画し、上映する企画です。日頃の業務についてや仕事に対する価値観、入社当時のエピソードなどを語り合うことで、映像を通して普段接点の少ないメンバーの人柄や思いを知るきっかけとなるでしょう。
ひいては、社内のつながりや一体感の醸成に寄与することが期待されます。また記念映像としての保存にも向いている企画ですが、編集時には発言の意図が正しく伝わるよう配慮が必要です。
オリジナルソングとミュージックビデオ(MV)の上映は、周年の節目に合わせてオリジナルソングとオリジナルMVを制作・発表する企画です。社員が歌唱や出演に関わることで一緒に作り上げた実感が生まれ、思い出に残るコンテンツになります。周年のメッセージを印象的に伝える手段としても活用できる企画です。
映像のクオリティや著作権管理には注意が必要ですが、SNS等で公開すれば社外への発信にもつながる可能性があります。
家族からのコメント映像上映は、社員の家族に協力を仰ぎ、感謝や応援のメッセージを収録した映像をイベントで上映する企画です。サプライズ演出として活用する例もあり、普段とは異なる視点から社員を讃える機会になります。
また、職場と家庭のつながりを感じられる演出として、社員のモチベーション向上や感謝の共有にもつながると考えられます。なお映像制作の過程では誰でも閲覧できる状態は避け、個人情報の取り扱いには細心の注意を払いましょう。
以下では、周年記念のコンテスト系企画のアイデアを4選紹介します。
周年オリジナルロゴアイデアコンテストは、周年記念イベントに向けてロゴのデザイン案を社員から募集する企画です。参加を通じて一体感が生まれ、選ばれたロゴがイベントに使用されることで、社員の愛着や当事者意識の向上が期待できます。
また、デザインスキルに自信がない社員も参加しやすいよう、手描きやアイデアのみの応募も可とするなどの工夫が有効です。応募形式や締切、選定方法を明確にしておくことがスムーズな進行につながります。
新商品・サービスアイデアコンテストは、社員から商品やサービスの新しいアイデアを募る企画です。実現可能性にこだわりすぎず、自由な発想を歓迎することで、思わぬアイデアが生まれる可能性もあります。企画に関わる楽しさを体験してもらうことで、次の事業展開のきっかけづくりにもつながるかもしれません。
選考に際し応募形式や評価基準、表彰の有無などを事前に明示し、参加ハードルを下げる工夫が必要です。
企業マスコットコンテストは、周年を機に新たな企業キャラクターのデザイン案を募集する企画です。社員参加型とすることで、愛着のあるキャラクターが生まれる可能性もあり、発表時には注目を集めやすい企画でしょう。また完成したマスコットは広報物やノベルティに活用でき、ブランドへの愛着を高める効果が期待されます。
選考にあたっては、応募者の対象範囲や採用後の活用方針などを明確にしておくことが円滑な運営につながります。
コピーコンテストは、自社の魅力や周年の意義を伝えるコピー(キャッチフレーズ)を広く募集する企画です。多様な視点からのコピーが集まることで、自社の価値を再発見するきっかけとなり、選ばれたコピーは今後のPRやグッズ制作などにも活用できる可能性があります。
応募対象は社員限定とするか、エンドユーザーも含めるかで運営体制が変わるため、事前のルール設計が重要です。また、選定基準を明確にし、公平な審査が行える体制を整えることが望まれます。
ここからは、周年記念イベントのショー系企画のアイデアを4選紹介します。
マジックショーは、幅広い世代に親しまれやすいショー企画です。プロマジシャンを招き、目の前で繰り広げられる不思議な演出により、非日常感や驚きを体験してもらうことができます。視覚的なインパクトで会場の空気が一気に盛り上がることもあり、参加者の記憶に残るも期待できます。
会場の広さや観客との距離感によって演目内容を調整する必要があるため、事前のすり合わせが重要です。
有志の社員によるダンス披露は、周年記念イベントにおいて一体感を高める企画の1つです。地域イベントなどの場を活用し、練習を重ねたパフォーマンスを発表することで、社内外へのアピールにもつながる可能性があります。共に目標に向かう過程でチームワークが深まる効果も期待されます。
出演者の負担や練習時間の確保には配慮が必要です。
有志の社員によるバンド演奏は、周年記念イベントに彩りを添える企画の1つです。地域イベントなどのステージを活用して演奏を披露することで、地域とのつながりができるきっかけにもなります。また、音楽を通じて社員同士の交流が生まれれば、コミュニケーションの活性化が期待できるでしょう。
著名人を招いたトークショーは、周年記念イベントの特別感を演出する企画のひとつです。業界に関する話や人生観、働き方のヒントなどをテーマに設定することで、参加者の関心を引きやすくなります。普段は聞けない話をきっかけに、社員の視野が広がったり、社外とのつながりが感じられたりする機会になることも期待できます。
進行や時間配分、事前の打ち合わせを丁寧に行うことが成功の鍵となります。
以下では、周年記念イベントのゲーム系企画を6選紹介します。
クイズ大会は、自社の歴史や商品・サービスに関するクイズに解答してもらうゲーム企画です。過去のロゴやパッケージ、製品仕様などを題材にすることで、企業の歩みを振り返る機会になります。チームメンバーの構成を世代ごとにしたり、各世代がバランスよく入るようにしたりすると違った雰囲気で楽しめるでしょう。
社内外問わず参加者の知識を共有しチームで戦うことで、エンゲージメント向上にもつながる可能性があります。
謎解きゲームは、自社にちなんだ謎を出題するゲーム企画です。参加者には、楽しみながら会社の歴史や事業への理解を深めてもらうことが期待できます。社名の由来や創業当時のエピソード、過去の商品などをモチーフに、少し捻った謎を設計すると、企業独自の体験が提供できるでしょう。
また、チーム対抗戦にすることで、チームビルディングにも有効です。実施の際は、制限時間やヒントの出し方、難易度設定には注意が必要です。
ミッションビンゴゲームは、ビンゴにミッションを加えた交流を促進するゲーム企画です。各マスには「柄物のネクタイをつけた人と写真を撮る」「他部署の人と名刺交換をする」などの行動型ミッションを設定し、参加者は指定された行動を達成しながらビンゴを目指します。ミッションをクリアすることが会話のきっかけとなり、部署や世代を超えた交流が生まれることが期待できるでしょう。
ミッションの内容は、誰でも参加しやすく、かつ不快感を与えないお題の設定が必要です。
社史すごろくゲームは、創業から現在までの歩みを振り返るゲーム企画です。マス目ごとに出来事や当時のエピソードを盛り込み、参加者は振ったサイコロで会社の歴史をたどっていきます。楽しみながら自社の成り立ちを知る機会となり、新入社員からベテランまで、歴史を共有するきっかけになる可能性があります。
制作には過去の資料確認が必要で、事実に基づいた内容とすることが重要です。
周年記念イベントをテーマにしたリアル○周年脱出ゲームは、自社の歴史や事業にちなんだ謎解きを行うゲーム企画です。チームごとに挑戦しながら、過去の出来事や社内文化に関する課題をクリアし、自社への理解を深めていきます。
エンタメ性と学びを兼ね備えた体験として、世代を超えた交流を促したり、企業理解を深めたりする場づくりにつながることが期待できるでしょう。謎を制作する際には事実確認を丁寧に行い、難易度や所要時間にも配慮が必要です。
借り物・人ゲームは、お題カードに書かれた条件に合う物や人を探し、ステージに連れて行くゲーム企画です。お題に該当する人を探しやすくするために、あらかじめ条件を記載したシールなどを参加者が身につけておくと進行がスムーズです。
また部署や役職を超えた交流を促す仕掛けとして、イベントの一体感づくりに貢献する可能性があります。実施の際は、お題が誰かを不快にさせたり、プライバシーに踏み込みすぎたりする内容にならないよう注意が必要です。
以下では、周年イベントの体験系企画のアイデアを3選紹介します。
新商品・サービス体験会は、現在開発中の製品やサービスを実際に体験してもらい、参加者から意見や感想を募る企画です。体験を通じてエンドユーザーや社員のリアルな声が得られ、今後の改善やに役立つことが期待されます。また、エンドユーザーや社員が「参加している」という意識掻き立て、愛着を生み出すきっかけにもなり得るでしょう。
体験内容は開発の進捗状況に応じて調整し、事前に機密情報の取り扱いやフィードバック方法を整理しておきましょう。実施の際は、説明不足による誤解を避けるために丁寧な案内が求められます。
企業アーカイブVR体験は、創業当時のオフィスや当時の街並みなどを仮想空間で再現し、参加者に当時の雰囲気を体感してもらう企画です。没入感のある体験を通して歴史を振り返ることで、企業の歩みへの理解が深まり、ブランドへの共感や愛着を育むきっかけになるかもしれません。
写真や図面、関係者の記憶などをもとにVRコンテンツを構成し、事実に基づいた表現を心がける必要があります。参加者にはVR機器の使用にあたって体調面の配慮や補助スタッフの配置も検討したいところです。
業務見学・体験会は、社員の家族が参加できる周年記念イベントで、家族に社員が働く現場や業務内容を見学・体験してもらう企画です。家族が仕事に触れるきっかけを作ることで、社員の働く姿への理解や応援の気持ちが高まり、家庭と職場のつながりが強まる機会となるかもしれません。
業務内容や機密情報の取り扱いに十分配慮し、見学ルートや体験内容を事前に整理しておくことが重要です。
ここまで、周年記念イベントの面白い企画アイデアを社内向け・エンドユーザー向けなどに分類して紹介しました。実施の際は、対象や会場の条件、予算なども踏まえて、無理のない形で検討・調整することが大切です。本記事を参考に、関係者の記憶に残る特別な時間を企画してみてください。
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